中国人民大学附属高校が OMO 学習を採用

1950 年 4 月に設立された中国人民大学付属高校は、「国内をリードし、国際的に卓越した、ワールドクラスの教育機関を構築する」という使命を掲げています。同校は、「個性を尊重し、生徒の可能性を探求する。すべては生徒の成長、中国の興隆、人類の進歩のために行う」という価値観を重視しています。そして「包括的な開発、優れた専門性、改革精神、高い道徳心の養成」に献身しています。以下では、同校がどのように ClassIn を採用して教育指導を効果的に実践し、多様化させたかを紹介します。

先の見えない時代に、仮想学習へと迅速かつスムーズに移行

2020 年のパンデミック発生期間に、同校の全系列校の中学部はClassIn を使用したオンライン指導へと完全移行しました。2020 年 5 月末までに、3,000 名以上の生徒と教師が合計 16,000 を超える授業を経験し、約 280,000 時間のオンライン学習が行われました。

2020 年 5 月末までに、3,000 名以上の生徒と教師が合計 16,000を超える授業を経験し、約 280,000 時間のオンライン学習が行われました。

パンデミック中、各校は全学年のすべてのカリキュラムを ClassIn を使用するオンライン授業に移行しました。通常の授業日は、午前 8 時から午後 6 時までの 8 時限制です。ClassIn を導入したことで、各教科の教師が通常の授業活動をオンライン環境で実施できました。教師と生徒の両方が使える黒板、ブレイクアウトルーム、画面共有、容量無制限のクラウドストレージ、自由形式の共同執筆、投票、ランダム指名などの機能により、リモート学習へとスムーズに移行できました。また、一時期は中国への入国を制限されていた外国人教師も日常的に授業を行うことができました。

中国人民大学付属高校は、エドテックの支援を受けてこのような指導法を拡大し、教育資源のより公平な分配も進めています。たとえば、著名な教師が全国の何千人もの子供たちにライブ配信で授業することができます。さらに、学区が異なる各学校が共同授業を開催し、同じ活動やディスカッションに同時に参加することができます。授業外では、ClassIn を利用することで、保護者と教師の面談などの学校行事が予定どおりに行われるようにしました。

ClassIn をベースとして長期的に OMO 学習を採用

同校は学校生活が通常に戻ってもClassIn を日常の指導と学習に組み込むことを決定し、オンラインを融合したオフライン (OMO; Online-Merge-Offline)教育を行うために ClassIn テクノロジーを取り入れて39 室の教室をアップグレードしました。これまでに、7,439 名の生徒と教師が OMO 教室で 5万3,305 回の授業を体験しました。

また、ClassIn との協力を通じて、面積にして 1,500 平方メートルにおよぶ「未来の学習スペース」を構築しました。このスペースには、ビッグデータ実演センター、多機能会議室、交流教室、STEAM イノベーションスペースなどが含まれます。

ClassIn を使用する中国人民大学附属高校の「未来の学習スペース」

生徒がリアルで教室に通うようになった今、学校は授業に使うコンテンツをより効率的に提供しクラスをより活気づけるために、毎日の指導に ClassIn を引き続き使用しています。また同校は週に 1 度、学区を超えた共同授業を定期的に実施しています。

学習効果の評価とプレゼンテーション

宿題、試験、学習レポートといった ClassIn の各種機能を活用することで、教師は生徒の成績を評価できます。教師は通常のテストの実施に加えオンライン課題や出欠情報に基づいて、生徒をより包括的に評価することもできます。

中国人民大学附属高校の仮想学習の年間スケジュールは、対面授業が再開してもあまり変わりませんでした。ClassIn を採用してすぐに、同校は従来のカリキュラムを最小限の調整作業でオンラインに完全移行できたからです。

中国人民大学附属高校で行われた第 2 海淀区 K12 STEM 教育会議では、ClassIn を使用する仮想講義プログラムの質の高さが広く認められました。付属高校の職員たちは、異なる場所にいる 3 つのグループの生徒をつないで宇宙科学の授業を見本として実演しました。熱制御グループ、姿勢・軌道制御グループ、ロボットアーム操作グループの 3 つのグループが ClassIn を介して協力し、授業の課題を効果的に解決しました。

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